MR10 |
さて、まずはタイトルの説明。
踵から着地できない
と書きましたが、これはこのシューズを否定しているわけではありません。
このシューズは「はだし感覚」を体験できるMinimus(ミニマス)という商品群の1つです。
「はだし感覚」でいうと着地は踵からではなく、足裏全体で行うのが自然という考えから、この靴では踵から着地しにくい仕様になっているのです。
僕がこのシューズを履いた時の最大の感想は、
あ、これ自然にミッドフット着地になるわ
というものでした。
(ちなみにミッドフット着地の説明はこちら)
トレーニングシューズというのを履いたことが無かったので、こういう作りのシューズがあることにまず驚きました。
感心しながらその場で足踏みをして、多少試したところかなり足にマッチしている感じ。
すっごい軽いし、意識しないでミッドフットで着地ができるのってもの凄い楽かも。
そんな思いを抱きつつ、いざナイトランでロードへ!
店を出て代々木公園に行くまでに、気づいたことは1つ。
石を踏むとその存在が足裏にくっきりと感じられる
これは普段履いているシューズでは感じられなかった感覚です。
もちろん普段も石は踏みつけているわけですが、足裏にこれほど正確に石の感触を感じることはありませんでした。
これ、ソールは極薄でクッション性が無いってことですね。
これもまた「はだし感覚」の仕様なわけですね。
代々木公園では40分ぐらい走りましたが、非常に快調な感じで問題は全くなし。
むしろもっとずっと走っていたかった。
靴を借りる時に言われたことは、「足が痛くなったらすぐ止めてくださいね」というアドバイスでした。
このシューズ負担が大きいので、足のけがにつながりやすいんだそうです。
裏を返せば短期間で足への負荷をかけたい時に使える、ということですね。
湘南マラソンでは30キロ過ぎから足が痛くなって、
「普段から20キロ以上走る経験が必要だな」と実感しましたが、
それだけの時間を取ることは難しいのが現状です。
そういった場合には、クッション性の強いシューズで走る機会をこのシューズに切り替てみてはどうでしょう。
20キロの負荷をより短時間で短距離で体験することができるように思います。
仕事とランニングを並行していると足りないのは間違いなく「時間」。
その練習時間を濃密にして体験できるメリットは大きいですよね。
もっとも、その利点の「脚力への負荷」はそのまま怪我のリスクになります。
このシューズについては店員の方も、「これだけではなく、トレーニングシューズとして選択してほしい」とのことでした。
このシューズはあくまで「トレーニング」の選択肢の1つであり、そのままレーシングに使ったり、このシューズだけで練習、なんてことは避けた方がいいみたいです。
扱いには多少の注意が必要な「はだし感覚」シューズのMR10ですが、これかなり気に入りました。
「はだし感覚」でMinimusというと、たぶんMT10という商品の方が有名かなー、と思います。
そちらはトレイルランニング用に使えるみたいです。
そちらに関してはニューバランスのページにレビューがありました。
こちらでも負荷が強めの体験レビューとなっていますね(笑)
これは鍛えられそうです。
トレーニングシューズ、未体験だったけどこの高い負荷をかけられるのは魅力的‥。
欲しい欲しいと思い始めています。
とりあえずもう一回試着をしようかな‥。
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