2011年9月26日月曜日

走っている間に会う奇妙な人々

ほぼ毎日自宅から片道45分ぐらいのところを走っているが、
走っている間は特にすることもなく(走っているが)、考え事をしている。
走っている間の考え事というのは、なんだか思考が加速する感じがして
人生の難問も解決できるように思うのだが、後で検証してみると論理破綻していたりする。
フワフワと浮きながら走っていると、突飛なアイデアは量産できるが、
実用性に耐えられるものは数少ないように感じる。

そういうまとまりの無い思考を邪魔する出来事がある。
走っている間に出会う不思議なイベント。
特に走っている間に会う不思議な行動をとる人々だ。

この記事ではこれまで走ってきた中で遭遇した、不思議な光景を思い出す限り書いてみようと思う。

■中野坂上駅のバニーガール
これはそのままだ。
中野坂上の駅にバニーガールがいた。
カメラもなくイベントコンパニオンでもないようだが、とにかくいた。
目的は不明だがしばらくフラフラした後に、駅に消えていった。
僕も珍しくて信号待ちの間に行動を凝視してしまったが、
あれは私服なんだろうか?あの格好で出歩いて良いものなのだろうか?
謎である。

■交番の警官に絡む人々
山手通り沿いはかなり頻繁に交番があって、うかうか信号無視もできない。
僕なんて小心者だから、スピード出しすぎると警官に注意されるのではないかと思い、
交番前ではビクビクして減速してしまう。
しかし、世の中には警官を見ると敵対心がMAXになる人が一定割合でいるようだ。
酒を飲んで交番に座り込む人、自転車に二人乗りしながら警官に敬礼する大学生らしき二人組、
曲芸のつもりなのか交番前で自転車の4人乗りにチャレンジする人。
凄いのは歩道に車で入ってきて、警官にクラクション鳴らしていた人だ。
即効警官が出てきて、職質が始まったが、暴れて手に負えないので、どんどん応援が来る。
始まりは自分から絡んでいったのだ全く持って意味不明である。

■交通違反
これまでに二度ほど、山手通りをバックで進む車を見たことがある。
どうやったら、そういう事態になるか分からないが、あんな通行量の多い大通りでは切り返しもできないだろう。
しばらくバックで進むと思われるが、右折も左折もできないのではないか。
かわいそうなのはその車の前後の車である。
バックで行動を進むのは交通違反かは知らないが、意味不明である。

■事件系
板橋区のマンション前を走っていたところ、着の身着のままという感じで若い女性がマンション入り口から走って飛び出してきた。
結構な速度で加速していく、まるで何かから逃げているようである。
女性を追いかける形で僕がマンション前を横切り走り続けていく。
マンションを過ぎてしばらくすると、マンション入り口から奇声が聞こえる。
若い男性が口を大きく開けて何か叫びながら、僕を追いかけてくる。
いや、僕の前を走る女性が目的なのは明らかだ!
確実に事件に発展しそうな勢いである。
女性はかなり速く走っている、確実に運動部経験者だろう。
僕もキロ4分ペースぐらいで走っていたが、なかなか差が縮まらない。

怖いのは怒号を響かせて後ろから走り来るセンターGUYみたいな男である。
これは追いつかれるとめんどくさい。
サーファーっぽいし若いし身体能力が高いと追いつかれそうだ。

とか思っていたが、300メートルぐらいで減速。
女性は地下鉄の駅に逃げ込んだ模様。
僕はペースを乱されたが思いもよらぬところでスピード練習ができた。

■挑んでくる小学生
これは中野区を18時頃に走っていると遭遇するのだが、
自転車に乗った小学生が僕に勝負を挑んでくる。
1回目は信号待ちで並んでいて、青になった瞬間に「スタートだ!」
とか叫んで、僕をチラ見してきた。
僕は大人げないオトナを自認しているので、こういう小学生の淡い競争心は全力で潰す。
ほぼ全力で走ってぶっちぎってやった。
振り返ると悔しそうな小学生の姿が見える。
小学校2年生ぐらいだろうか、
「ガキが車輪で万能感持ったんだろうが10年はええんだよ」
という気持ちでスカッとしたランニングとなった。ほんと糞オトナである。

その後も遭遇して、その時もぶっちぎった。
さらにその後も遭遇して、その時は奴も頭を使ったのか、ジョグペースの僕の後ろから加速しながら迫ってきて抜き様に「イエーイ!」とか言ってきやがった。
全力で走った。そして勝った。
残るのは虚しさばかりである。




とまあ、ここら辺にしておきますが、世の中は広いですね。

日本狭しといえども、自分の脳の推論パターンよりは
はるかに多様なのが現実世界で驚くことしきりである。

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