2011年12月5日月曜日

【五輪が】スーパー市民ランナーの川内優輝さんが日本長距離男子を底上げすると思う【見えてきた!】

すごいなあ、川内優輝さん。
福岡国際も3位で日本人トップだったよ。

福岡国際マラソン 川内選手3位

ロンドンオリンピックの男子マラソンの代表選考を兼ねた「福岡国際マラソン」が行われ、埼玉県の公務員ランナー、川内優輝選手が、日本選手最高の3位に入りました。優勝は一般参加のケニアのジョセファト・ダビリ選手でした。

東京、大阪、福岡と今年はメジャー大会に出場しまくりですね。
それぞれ結果を残していて素晴らしい。
大阪マラソンについては当ブログでもこちらで紹介しました。

で、ついに市民ランナーの鏡である川内さんの五輪の可能性が見えてきた。
けど、活躍してきた経緯が過去の選手と違うために、評価も難しいようですね。

陸連“川内選手 評価が難しい”

日本陸上競技連盟強化委員会の河野匡副委員長は「ケニアの選手の強さを見せつけられたレースだった。オリンピックではさらに強い選手が出てくると思うと、 代表選考レースとしては非常に厳しい内容だった」と話していました。そのうえで、日本選手トップの3位になった川内優輝選手については、「これまでの選手 とは違うやり方で成長してきた選手で、評価が難しい。何回かのレースを見て本物であることは間違いないとは思う」と評価しました。

市民ランナーの思いとしてはぜひとも彼には五輪に出てほしい!

またそういう願望以外にも、彼が五輪に出場することで日本男子長距離会に良い効果もあると思うんです。

陸連選抜の担当者が評価が難しいと言っていますが、これまでの五輪出場選手って陸連及び選手の中で把握可能な範囲の人たちだったんですよね。
陸連選抜で五輪入りする選手って、実は過程に多様性がない。
選考対象のセグメントに入る人たちの背景が凝り固まってきていると思うんですよ。

川内さん自体も学生時代には日本長距離界的なバックグラウンドだけど、今は公務員で市民ランナーです。

彼の出現でメチャクチャ緊張感持っている選手もいると思う。

これまで五輪を狙う選手達はライバルもある程度見える範囲に居て、情報も豊富だったんでしょうね。
同じ環境にいるが故の心理的な安心感とかあって、もちろんライバルなんだけどどこか緩んだ関係だったんじゃないかな。
これだと危機感がちょっと足りないんじゃないかなー、と思う。

どこかで読んだ話ですが、
「なまこ」を鮮度よく運ぶコツは同じケースの中に天敵を入れること
なんだそうです。
同じ仲間とだけいると、どうしても怠けて活きが悪くなっちゃう。
緊張感がないと生命力が落ちてきてしまうんですね。(緊張したあげくに最終的には食材にされるなまこはかわいそうですが‥)

従来の五輪狙う層にいる選手達が川内さんには、東京、大阪、福岡と負けに負けてきていますよね。
川内さんが強いのがもちろん要因なんだけど、陸上長距離会が異なるバックグラウンドからの参入者がいなくて淀んでいたりした原因もあるんじゃん?とか思うわけです。

川内さんみたいなアウトサイダーは10年単位でのレア物ですので、日本陸連がやるべきことは彼の背景とかに拘ることじゃなくて、市民受けとか狙うことでもなくて、日本長距離会を底上げする将来性を見据えての一手を打つことだと思うな。
陸連のセレクションのセンスが問われています、内容的には結果出しているから申し分無いですしね、外すとしたらどんな理由か説明をじっくり検証したい。


以上、素人ランナーの放言でした。
色々とかこつけて「なまこ」呼ばわりとかしましたが、一流のアスリートである長距離男子を素人ランナーの私は尊敬しております。


追記

投稿を公開して1分後に関連ニュースが飛んできた。
東京で結果出せるよう頑張ってください!
折り返しの反対側から確認したいと思います(笑)

川内選手”東京で五輪確実にしたい”
福岡国際マラソンで日本勢トップの3位に入り、ロンドンオリンピックの代表に名乗りを挙げた、埼玉県の公務員のランナー、川内優輝選手が、レースから一夜明け、「来年2月の東京マラソンでさらにいい走りをして、代表を確実にしたい」と意気込みました。
4日のレースで川内選手は、外国勢には及ばなかったものの、後半に粘りを発揮して、2時間9分57 秒のタイムで3位に入り、日本選手トップの成績で、ロンドンオリンピックの代表に名乗りを挙げました。一夜明けた5日、午前8時前から1時間余りの練習を したあと、滞在先のホテルで取材に応じました。この中で、川内選手は「日本選手のトップになったが、タイムがよくなく、代表になれない可能性もある。来年 2月の東京マラソンでは2時間7分台を出して、代表入りを確実にしたい」と改めて意気込みました。

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