2011年10月16日日曜日

日経ビジネスオンラインのスポーツ動向の調査を考える

日経ビジネスオンラインがweb上で募集した、スポーツに関するアンケートの結果が発表されました。
媒体の特性を考えると20~50代の男性ビジネスマンが主な回答者かと思います。
有効回答数は813とのことです。
シンプルな調査ですが、ビジネスマンのスポーツに関する思考や傾向が現れた資料だと言えますね。

ランと歩きで640人、これほどの人気とは‥
まずは直近1年間で定期的に行っている運動という質問。
これはランニングが圧倒的でついでウォーキング。
そしてその次が自転車。
どれも去年から今年にかけて、街中で散見されるようになっていますよね。
感覚的にもこちらは納得。

ランニングとウォーキングの人が自転車と水泳をやりたがっているのかな‥

次の質問は「これからやってみたいスポーツ」です。
最多回答が「特にない」とのこと。
こちらの解釈は様々にできますが、現状取り組んでいるものに満足しているのか、気軽にできるものはやり尽くしてしまったのか。
実際にやっている人と乖離しているのはダイビングですね。
これはやはり前提の海に行くという行動コストが高いことが障壁になっているのでしょうか?

1万円内で53%と過半数ですね。
最後には月平均のスポーツ関連の出費ですね。
これは私の懐事情を考えても妥当なラインですね。
例えばランニングですと四季のウェアを手に入れれば、定期的な靴の交換費用と大会参加費用ぐらいしか新たな出費はありません。
ランニングコストが極めて低いというのもブームが長続きする要因という気がします。
初期コストもそれほどかかりませんしね。
逆に自転車なんかは初期コストが高くついて、月平均で割っても年だと割高な数字になる気がします。


全体を俯瞰してみると、やはりランニング人気が高いのが印象的ですね。
各地でランニング大会が新設されたり、既存の大会が名称を変えて再スタートしたりしています。
人気の種目だけ見るとトライアスロンの構成種目なのですが、トライアスロン自体に応募というのはまた違う話なんでしょうね。
この動向が来年はどう変わるのか。
私は行動面でも金銭面でもランニングの人気が継続していくのではないかと思っています。
多くの国民がランニングに勤しむようになれば、世界の日本人を見る目も変わってくるかもしれませんね。