2012年1月17日火曜日

上り坂が得意なことについて

僕はレースにおいては平坦な道より上り坂の方が活躍できると思っている。
レースでは上り坂になると周りの人が減速するからだ。
僕も自分比で減速はするのだが、周りほどではない。
それが僕が上り坂で何人も抜かせることがある理由だろう。


他の人より上り坂が得意なのは単純に坂を上る練習が多いからだと思う。
坂道は強い負荷がかかるから敬遠する人が多いだろうけど、
普段から上り坂の練習をすればきっと得意になるだろう。

けど、現状上りが不得意な人で実際に上り坂を丁寧に練習に組み込む人というのは少ないと思う。
やはり苦しいことは嫌だからだ。

僕もビルドアップ等の嫌いな練習があって、苦手なものだから練習しないことが多い。
だから発揮できるパフォーマンスがその分制限されていると実感する。


人にはたぶんそれまでの人生で培ってきた「耐性」みたいなモノがあるんだと思う。
僕は上り坂に対する「耐性」をどこかで身に付けたから、自然と上り坂を走るようになり、
そうしてどんどん得意になっていったのではないかと思う。

生得的にもしくは事後的な習慣で身に付いた能力や耐性といったものが
どんな人にもあるんだろう。
自分で意識すらしていないことが多いと思うけど、人間は物事に対すると
なんらかの傾向が発揮されるはずだ。
その傾向のうち得意なものをガンガン磨いていくのが良いのではないかな。

ランニングに限らず人生で生きる上でそういう「傾向」を見つけていきたいと考えている。