2011年11月30日水曜日

この夏に熱心に走り込みしたら健康診断で貧血と肝機能でばっちり引っかかった28歳男子の話

昨日、健康診断の再検診を受診してきた。

当方、28歳のうら若き男子であるので人間ドックではなく一般検診。
一般検診で再検診というのは、少数派であろう。

再検診の項目はヘモグロビン。
いわゆる貧血症状があるということですね。
実は去年もギリギリの数値だったので引っかかっていた。
昨年は、「ランニングをしているのでそのせいであろう」、と担当医から言われて特に何もなく終了。
この担当医はオリンピック選手を担当したこともあり、その選手も貧血だったから大丈夫だ、という話を聞いた。

しかし、今年はそのヘモグロビン値が更に低くなっていた。

この夏は例年になく走り込みをして、秋からもレースにランクリに出まくり。
おかげさまでむちゃくちゃ強くなった実感を持っていますので、ありがたい限りでございまして、それがヘモグロビン減少の原因でしょうねえ、間違いなく。

さらに今年は肝機能でも引っかかった。
肝臓に含まれる酵素のうち、心筋と骨格筋に含まれる酵素であるGOTという数値が若干高いとのご指摘。

この若さで肝機能引っかかったのには驚いて、少しショックを受けた。
再検査の要請は無かったのだが、重大な病気の兆候かも知れないので少しネットで調べてみたところ、

GOT(AST)-GPT(ALT)
GOTとGPTはほとんど同じはたらきの酵素です。しかし、GPTは肝臓の細胞にだけあるのに対して、GOTは肝臓の細胞以外にも心臓の筋肉や手足の筋 肉、血液の赤血球の中にもあるという点で少しことなります。心筋梗塞や筋肉がこわれた場合、あるいは赤血球がこわれた場合(溶血)には、GOTの値だけが 上がってGPTの値は上がらないことがあります。肝臓の細胞がこわれたときには、多くの場合GOTとGPTがいっしょに増加します。

僕が引っかかったのはGOTのみなので、筋肉及び赤血球破壊のせいじゃね?
つまりこれもランニングのせいでは?
肝機能の問題はとりあえずないっぽいよね?

と思い、医者にその推測をぶつけてみたところ、「たぶんその通り」とのお返事。
さらに、「中性脂肪も基準値よりも低い、けどこれは低くても問題は無いから」とのお言葉。
これもやはりランニングに起因するものだろうとのこと。
「全般的に運動習慣で不健康になっているんだよ君は」とのお言葉。

今は再検診の結果を待っている状態でして、多分またヘモグロビンで引っかかると予想しています。
医者からは、とりあえずランニングは止めなくて大丈夫、だそうです。
ただし、もっかいひっかかったら通院だな、とのことでした。

たぶん僕は元々貧血傾向があるんでしょうね。
そこに定期的な運動習慣が重なり、数値的に基準値以下になってしまったということでしょう。

ランニングをしなければ、検診で引っかかることもなくなると思います。
が、数値だけ取り繕ったってランニングしていないと人生の質が低くて楽しくない。
なので今後も余裕のランニング続行です。
リカバリーを以前よりしっかりして数値上も健康になろうとは思います。
そこは今後の課題で探求していきたいところ。

みなさんもこんな経験ありますかね?
ランニングのリターンとリスクを実感できる良い体験でした‥。
検査することって大事ですねー。

初フルマラソンは準備しすぎるのも考えもの 当たってくだける度胸も大事!

フルマラソンの大会に参加することを非常に高い目標と感じていて、なかなかエントリーできない人がいるようだ。
10キロも到底走りきれないというのでは話にならないが、ある程度の走力があってチャレンジしないという人には、勇気を持って大会に挑戦することをお勧めしたい。
挑戦が無理めなほど達成感があるし、フィードバックも大きいのだ。



以前に2年間のランニング習慣があって、大会に全く参加したことがない人と会った。
その人は「そろそろ10キロとかハーフマラソンとか出ようと思うんですけどねえ」と言っていた。

僕は「いや、むしろそれもうフルやっちゃいましょうよ」と思わず言ってしまった。
その人は色々な練習クラブで15キロとか走っているのを知っていたし、僕が一緒に走った時もそれなりのペースの中お互いに無理無く会話を楽しむことができた。
このレベルでフルに挑戦していないのは、時間とか資金の制約が無い限りは、むしろ度胸の問題なんじゃないかな、と失礼ながら思ってしまった。

向こう見ずに無謀な挑戦をすることは褒められた物ではないが、ひたすらに準備し続けるというのも同じ程度に褒められた物ではないと思う。
準備をしているときは安定した日常に変化も訪れず平和であるけれど、それだけ新しい刺激が無い世界でもある。
人間は経験からしか学べないし、適度に新しい刺激がないと成長もしていかない。

フルマラソンは参加してみて感じるところが多いスポーツだ。
大会中に後悔したり悔やんだり苦しんだりしたことから学ぶことは多い。
40キロ走って感想の走力があることを確認してからフルに挑むよりは、10キロぐらいしか走ったことがない方が未知の世界を楽しめる。



僕が初めてフルマラソンに挑戦した時はそれなりに辛かったのだけど、ゴールできないとはとても思えなくて完走してもそれほどの感動はしなかった。
後続でゴールする人を見ていると、あんま練習していないようなフォームの人が泣きながらゴールしているのをみて少し羨ましくなったりした。
この人たちはゴールするまでがとても大変だったのだろうし、なんどか感想を諦めた自分を乗り越えてきたんだから感動したんだと思う。
大きな怪我とかする可能性があるので、無謀すぎる挑戦は必ずしも賞賛できない。
けれども、リスクばかり考えて挑戦しないのではマラソン自体を本当の意味では楽しめないと思う。

1年間かけて100%の準備をするよりも、3ヶ月で50%の準備ができたらトライしてみよう。
人生を左右するような大決断では慎重な姿勢が必要だが、幸いに市民ランナーはマラソンの成績が人生に与える影響力は限定的だろう。
ゴールできないと屈辱かも知れないが、その悔しさが自分の壁を突き破り大きな飛躍のきっかけになるかも知れない。

準備しすぎるばかりのランニングではなく、挑戦してみて沢山学ぼう。
自分の底力が開発されるし、非日常の刺激はきっと人生の質を高めると思うから。