僕は一部(8:30〜11:00)に参加しました。
参加者にはこんなプレゼントが待っていました〜。 |
1月ほど前に第一回がありまして、そのときの様子はこちらに記録してあります。
今回も先月と同様に座学と実技の二部構成でした。ニューバランス東京店の「第6回湘南国際マラソン」ランニングクリニックに参加してきました
座学の講師は前回と同じ
『湘南ベルマーレスポーツクラブ トライアスロンチーム』
のヘッドコーチ 中島靖弘さん
の中川修一さん。
また、素晴らしいお二人にお話を伺うことができました。
座学は主に中島さん、実技は中川さんに代々木公園で教えてもらいました。
8:30の会は座学9人実技6人参加で、前回に比べると少なめの人員でした。
9:30からの会は15人はいたんじゃないかな、代々木公園でちらっと見た印象ですが。
座学と実技で習ったことは豊富にあり過ぎて、個人的には多いに参考にはなったのですが、全部消化しきれなかった。
この記事で紹介できるのは僕が消化できて記憶できた範囲に留まります。
歩留まりは30%ぐらいかな(笑)
実技の方はちょっと言葉で表すのが難しいところもありますので、この記事は座学中心の紹介になります。
アップ後でも思い出し次第、追記していきますね。
中島コーチと中川ディレクターの話もごっちゃにまとめてしまいます。
大会まであと約10日、なにがしかの参考になれば幸いです。
座学編
まずは中島コーチのお話から、レース10日前の過ごし方、という点でお話をいただきました。
これからレースまでの10日前で最も重要なのは‥、
疲労をためないこと
これに尽きるようです。
疲労をためずに、筋肉を柔らかくした状態にした上でレース当日のスタートラインで
走りたくてたまらない!
という調子にもっていければパーフェクトとのことでした。
これはそうですよねー。
レース前に不安から練習してしまって、スタート段階で「なんか疲れているな」という不安は持ちたくないもの。
下手をすればレース中に力が出ない言い訳にもなってしまいます。
「あれだけ足が重くてスタートしたんだから、目標達成は無理だ」みたいな。
疲労を抜くといっても、完全にダラダラしてしまうと走れる体で無くなってしまうので、体幹部のトレーニング(腹筋や背筋)は抜かり無く行い、テンションを保つことは必要のようです。
次にレース中の話ですが、レース後半に足が止まる人が多いことを指摘された上で、
レースは30キロから
という心構えも有効、と教えていただきました。
それまではウォーミングアップぐらいの気持ちでいて大丈夫と。
だから開始前のアップは走らないでストレッチ程度で、なぜならアップは30キロまで豊富にできるんだから、と(笑)
逆にスタート前のアップで走っておいて、体を温めてしまうと
スタートから勢いよく走れてしまう
という事態が起きてしまい、やはり後半の失速につながるようです。
スタートに飛ばさないことが課題の自分には良い情報でした、臨戦態勢だと当日のノリに流されて走ってしまいそうですもんね。
中川ディレクターは、同様のニュアンスですが「リセット」という考えを提唱されていました。
20キロを通過したら、走った20キロを忘れる。
そして、「さあ、これから20キロのレースが始まるんだ」と気持ちを切り替えるとのこと。
「あと20キロあるよー」と思いながら、後半に入るのとはメンタルが全く違うとのこと。
また、お二人が共通してレース中に持ち歩くものとして、「小銭」を挙げていました。
中島コーチが言うには、「小銭があるとコーラが買える」とのこと。
エイドにはありませんが、自販機を利用して買うことができるようです。
トライアスロンだと、給水所にリフレッシュの為にコーラがあることが多いんだとか。
中川ディレクターは、「小銭でコンビニに行ける」とのことでした。
湘南マラソン中にコンビニ行くのは禁止事項ではないようです
これは個人的には目から鱗でした、コンビニに行くという発想と禁止事項でないということが。
その他に中島コーチが教えてくれたアドバイスは、「応援を味方につけること」。
目を合わせる、手を振る、ハイタッチしにいく、それと名前を呼んでもらう。
名前を呼んでもらうのは、海外ランナーがよくやるらしく、自分のウェアに名前を書いて認知してもらうとのこと。
テープで書いている場合が多いようです。
解説用にやってみましたが、こんな感じかな?
もっと大きいテープに綺麗な字で書くべきですねー(笑) |
中川さんは、「前に習ってハイタッチしにいった時にしてもらえなかった時の失望感は異常」みたいな話をされていましたが(笑)
また、これからレースまでできることにイメージトレーニングがあります。
中島コーチが言うには、よくありがちなイメトレの失敗が、
スタートから途中までのイメトレで終わってしまうこと
だそうです。スタートからフィニッシュにどんな風にゴールするかまで、短くてもいいので最初から最後までイメージすることがイメトレでは大事であるとのこと。プロの人でも途中までしかイメトレしなかったりということをするんだそうです。
ランニング中の持ち物(サプリメント)についても教えてくれました。
中川ディレクターは、「氷砂糖、大福、あんドーナッツ、ゼリー」を持ち歩くとのこと。
氷砂糖は即効溶けて補給されるからとのことでした。
大福とあんドーナッツは100円ショップで4つぐらいセットで売っている小さいものとのことです。
3時間以上かけて走る場合はどうしてもエネルギー切れになりますからね。
マラソンのエネルギー切れは空腹感とかいうレベルではなく、「ガス欠」になりますからね。
1日分ぐらいのカロリーをレース中に使いますので、エネルギー代謝が尋常でないプロ以外はエイドかサプリで補給必要とと思います。
ゼリーに関しては、「味が濃い」ので事前に試しておくようにとのことでした。
笑い話ではなく、ゼリーで調子狂って失速するってあり得ますからね。
僕は某メーカーの「梅味」で咳き込んで練習中に大きく失速したことあります。
どうしても厳しいと思う人は、給水所で摂取して水をすぐに飲むことが緩和方法としてあるようです。
最後に、コース上で覚えておきたいこと。
コースは基本的にフラットでワイナイナ選手も「記録が出やすいのでは」とのコメントをされたとのことです。
バイパスに入ると応援が無くなるという特性はありますが、海を見ながら頑張りましょう。
坂等で辛く感じる箇所もあることにはあるようですが、マラソンなんだからそこら編は辛さを受け止めましょう(笑)
僕が、ガクっと来そうだなと思ったコース上の特徴としては、第5関門のあたりですね。
ゴールまであと約5キロという箇所なのですが、こちらのコース図にあるように
フィニッシュラインが見えるのに、素通りして回り込んでゴール!という作りになっています。
まさかの第2折り返し地点があるんですね(笑)
これはフィニッシュラインが見えても、気を緩めないように注意しなければいけないですぞ!
さてさて、ずいぶん長い文章になってしまいました。
歩留まり30%中のうちの半分ぐらいをアウトプットしたかな?
この他に当日の交通事情なんかは別の記事で紹介できればと思います。
最後に、湘南マラソンを一緒に走る皆さんへ
マラソンって一般人から見ればクレイジーですよね。
でも、僕らランナーは文化の日という祝日にわざわざ早起きしてまで、そのクレイジーな体験をするべく湘南に集います。
レース中、絶対どこかは痛くなる、辛くなる。
そんなことは当たり前に起きること、痛みを回避するのが人間の常なのに、それでもランナーはその課題にぶつかっていきます。
効率的でもお金が儲かることでも無いけれども、走らねばならない衝動を抱えてしまった以上、その思いは湘南で昇華させてあげたいですよね。
エクセレントを起こしましょう、起こせるんだから、起こしちゃいましょう。
楽しみです、湘南国際マラソン。
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