2011年10月23日日曜日

湘南マラソン立ち小便問題をまた考えてみた

本日のランニングクリニックの中で湘南マラソンでの立ち小便問題が話題として出た。
こちらに関しては、このブログで過去にも触れたのだが、再度本日の話を聞いた感想をまとめてみよう。

まず、湘南マラソンの立ち小便問題とは、

過去大会で出場者(当然男性)がコース上に設置されたトイレではなく、路上などの公衆の面前で小用をたすことが散見され、近隣住民や参加ランナーから苦情が出ている問題

とまとめることができるだろう。
今大会から、立ち小便は即失格と今後の大会参加が禁止になる、という最大級の罰則規定となった。

ランナー側から一方的な意見を表明すると、「大会本部は不足無いだけの数のトイレを設置しろよ」と言える。
しかし、ランナーの数だけトイレを用意するなんて現実的じゃないし、設置ポイントも限られるのでギリギリの設置なんだと思う。

また民家の立場から考えてみると、マラソン大会のある日に一般人が勝手に私有地付近で用を足すのだからたまったものではない。
コースの片方が海なので、他の大会よりは苦情を言う人は少ないのだろうが(海は文句を言わない)、大会があるだけでゴミが発生したりすることも起きてしまう。
そこに立ち小便なんてされたら、近隣住民の怒りは相当なものになるだろう。
毎年コース上の住民から文句が出ては大会運営ができまい。
マラソン大会は付近住民との共存関係を築くべきで、ランナーの為に我慢しろとは主張できない。
こっちは道路を勝手に好きで走っているんですからね、なにも特権があるわけではない。

そもそも、この問題に関与しているのは男性ランナーのみと思われるのが由々しき問題だ。
女性が我慢して乗り切れることを男性が我慢できないというのは理由にならないだろう。
目標タイムの達成以上にランナーとしての最低限のマナー厳守が求められている。
背徳感ある目標達成も清々しくないし。


個人差はあるが3時間以上走り続けるランナーにとっては、トイレのための小休止は不可避なものだ。
けれど、トイレを利用せずにゴールできない実力の人は受け入れるべきものなんだろう。

ランナー全般の世間印象のためと自らの尊厳のために、クリーンにいこう!

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